最低気温は上標津での-8.8℃、最高気温は空港での‐0.2℃で「12月下旬並」でした。
どおりで寒い一日でした…(-_-;)
さて、
町内に所在していた初代郵便局が、今週末には解体されることになりました。
(『中標津町史』より掲載)
現在では、建物の改修が行われ往時の面影はあまりないですが、
↓屋根の軒下の装飾や戸袋などが残されています。
↓戸袋(とぶくろ:雨戸などを収納するためのもの)
調査にご協力して頂いたTさんいわく、
「昭和初期にこの地域では珍しいね」とお話ししてくださいました。
確かに、中標津では見かけないですね。
と、言うことで昨日は、Y学芸員、Tさん(NPO法人歴史的地域資産研究機構)、役場の街づくり推進係のお二方、郷土館スタッフで建造物の調査及び屋根の軒下の装飾を保存するべく取り外す作業を行いました。
↓内側から取り外す作業。郷土館スタッフ、奮闘中!!
※所有者、業者の許可を得て作業を行っています。
↓壁の板を一枚外すと、昭和20~30年代の新聞記事が貼られていました。
(「根室版」の文字がみえます。)
↓新聞紙を外すと、装飾が施されている板がでてきます。
↓無事、取り外しに成功!!
今回の調査によって、
装飾の白ペンキの下に水色、ブルーのペンキが施されていること、
また、装飾の剥離面にも白ペンキが塗られていることから
元々は水色、ブルーのペンキが塗らていたのではないかという結論に。
↓その他には、電球のシーリングカバーが陶器製のものや
↓資材に屋号などが印字されているものなどがありました。
本日のブログは、学芸員のMでした。
作業 お疲れ様でした!
返信削除解体… だんだんと“昔の風情”が消えるのは 寂しくもありますね。
ありがとうございます!!返信が大変遅くなり申し訳ありません。丸山公園ウォチャーさんがおっしゃるとおり非常にさみしいです。少しでも往時の様子をとどめる資料を収集し、後世に残していきたいと思います!!byM
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