2017年5月31日水曜日

町花エゾリンドウの株の移植作業&遺跡の草刈り

今日の天気は、晴れ。
最低気温は空港での5.2℃で「5月下旬並」、最高気温は同所での25.4℃で「最も暑い時期を上回る」。
午後から、雷の予報が出ていましたが、雷雨もなく晴れていてよかったです~


昨日は、
昨年度に引き続き郷土館友の会と協同で、町花エゾリンドウの株を町内の群生地から50株を移植しました!!

 
 




 
↓移植後はたくさんの水を与えました。



夏日の中での作業でしたので、熱中症の恐れがありましたが、無事移植することができてよかったです。

その後、昼から今年度埋蔵文化財の調査を実施する遺跡の草刈りと樹木の伐採を行いました!!
みんなで汗だくだくにりながらでの作業でした…(*_*;




この日で終わらなかったので、今日も一日樹木の伐採ナリ…
でも、うっそうとした林が切り開かれ見通しがよくなり良かったです~~('◇')ゞ
 
↓おまけ写真は、遺跡の段丘下で咲いていたミズバショウ
(数週間前に撮影)
 
 
今ではカラカラに乾いていますが、その昔標津川が流れ、湿地帯が広がってていたと考えられます。が、土の中を掘ると水が湧き出てくるでしょうが…('◇')ゞ
 
 
 
本日のブログは、学芸員のMでした。
 








2017年5月29日月曜日

勾玉づくり&縄文体験!

今日の天気は、晴れ。
最低気温は上標津での7.7℃、最高気温は同所での24.8℃。

午前中は、中標津小学校にて原始生活体験事業「縄文をつけてみよう!」を行いました。

最初に大昔の中標津のお話しをした後、町内の遺跡から出土した縄文土器を観察してもらい、気づいたことを挙げてもらいました。


「時代によって厚さが違う」など積極的に手を挙げて話してくれました。

「縄文をつけてみよう!」と言うことで縄を撚ってもらいましたが、予想以上に上手に撚ってくれました。最後は、自分たちで独自の縄文土器の文様をつけて、発表してもらいました。どの班もキレイな縄文をつけてくれました!





中には、
教えていないのに帯広市で出土した「爪形文」を施した土器(道内最古の土器)のような文様をつける生徒がいました!それには驚きました!(@_@)

生徒からは、「今度のポー川史跡自然公園に行くのが楽しみになった」「歴史に興味がでてきた」など感想を話してくれたので良かったです!!

先週は、3日間東小学校にお邪魔して勾玉づくりをしました!
東小学校の生徒さんも積極的でレスポスがものすごくよかったので話をする自分としては助けられました!('◇')ゞ





最後は完成した勾玉を誇らしく見せてくれました!!(^O^)/

本日のブログは、学芸員のMでした。
 


2017年5月16日火曜日

今日は計根別学園で火おこし

今日の天気は、ほぼ一日雨。
最低気温は上標津での3.7℃、最高気温は空港での7.5℃で「4月中旬並」。

ブログのタイトルのとおり、本日は計根別学園6年生を対象に火おこし体験をしました!
雨降りで湿度が高い中、ほぼ全員が火おこしに成功しました!!パチパチ~





前段のお話しで校舎の附近の遺跡から蛙意匠の土器が発見されたことを伝えたところ、多くの生徒が驚かれていました!
リアクションが素晴らしかったです~~('◇')ゞ

その他にも、計根別学園の学校の近くには、竪穴住居跡が凡そ100軒近く並ぶ集落遺跡やアイヌのチャシ跡などがあったりとするので、遺跡が身近な存在として感じてもらえればと思いました。

明日は計根別学園の生徒は標津町のポー川史跡自然公園にて竪穴住居跡などを見学するそうです。


~おまけ写真~
江差で撮影した近江商人 田口伊右衛門の奥蔵

 
↓奥蔵の中では写真展が開催されていました。


 
↓『奥蔵鍵』と記された札付の鍵

 
↓上の現在の写真と下の往時の写真を比べると蔵がそのまま残されているのが
わかります。

 
田口伊右衛門
 
近江(滋賀県)出身の田口伊右衛門が北前船の交易や木綿太物商で財をなし蔵を建立した。
 
・蔵は江戸末期建立。
・木材は近郊のヒノキ。
・土台の石は福井県産のシャクダニ石で、北前船の重石代わりの石を売り、帰りはニシンを積んで
帰った。
・屋根は石川県の赤瓦。赤瓦は富の象徴とされた。
(説明板より引用)




某テレビ局の「○の壺」に出てきそうなモダンでいい雰囲気でした!

本日のブログは、学芸員のMでした。

2017年5月12日金曜日

久々の火おこし

今日の天気は、晴れ。
最低気温は上標津での1.9℃、最高気温は同所での13.3℃。

本日は、丸山小学校で久々の火おこしでした!(原始生活体験事業)

例年のとおり、町内における古代史をお話しした後、実際に火おこし体験をしてもらいました!



 

 
 
各班全部とはいきませんでしたが、ほぼ火おこしができてよかったです。
お話しも熱心に聞いてくれました!!ありがたいです~~

毎回、火おこしのやり方を説明する前に、自分たちで火おこしの道具を考えて使ってみるということを試みているのですが、今回は一人の生徒が早々と火種を作り、火がつくところまでいったので驚きました!!
残念ながら、火種は消えてしまいましたが、危うく使い方の説明がいらなくなるところでした…。
('◇')ゞ

来週、再来週も各町内の学校を巡回して火おこしなどをする予定です。

~おまけ写真~
連休中立ち寄った江差のパン屋さんに飾っていたかたこもちの型



型を見ると職人の美意識を感じ、そこに柳宗悦先生が言う「民芸の美」に通じるところがあるのではないかと思ってしまいます。因みに、郷土館にあるのは落雁用の木型です。

「民藝というのは民衆の手で作られる品を指します。私が是等のものを特に尊ぶのは、
ここで美と生活との調和を見るからです」
by柳宗悦 『人と物1 柳宗悦』
(まだ、柳宗悦が設立した民芸館を見ていないのです。早く見に行きたいのですが…。)


かたこもちとは、主として米粉と黒糖をねったものを木型に押してふかしたもので、江差にいた時は、祖母が法事や端午の節句などでよく作ってくれました。
ところが、道東に来て「かたこもち」のお話しをすると「知らないね、ここでは食べないね」と回答する人が多いではないですか!?。
同じ北海道と雖も食文化が異なるとは驚きました!
と言っても色々な地域から北海道へ移住者が入ってきているから当然と言えば当然ですね。

本日のブログは、学芸員のMでした。