2015年9月29日火曜日

阿寒湖畔へ〔中標津町郷土館〕

今日の天気は、晴れ時々曇り。
最低気温は上標津での4.6℃、最高気温は空港での17.8℃で「9月下旬並」。

本日は、郷土館友の会(中標津の自然を知ろう会)の活動で阿寒湖畔へ行っておりました。
今回は、一般財団法人前田一歩園財団が所有する前田一歩園にて特別な許可を得て、普段は立ち入りが許されていない場所へ、財団職員が案内して頂き、自然の生態系について学習させて頂きました。

前田一歩園が管理する森林は、
「明治末から大正初期にかけて草地造成や木材生産のために多くの木が伐採されたましたが、自然の力を活かす天然林施業とアカエゾマツやクロエゾマツの造林によって、針広混交林を主とした原生的な森に育て上げているところです。」(一般財団法人 前田一歩園財団 パンフレットより引用)

と、いうことで財団職員の方いわく、「原生の森」ではなく「復元の森」が正しいと言っておりました。
ですが、現地を訪れると、その自然度はものすごく豊かであることを実感します。

↓イベシベツ川

の水質の透明度は高く、美しい川です。

↓アメマス(最盛期には、川の水が黒くなるほど群がるという。)
その周りには絶滅危惧種であるカワシンジュガイ、コガタカワシンジュガイが石のように、たくさん生息しいていました。
カワシンジュガイやコガタカワシンジュガイはどこの河にもいるのですが、幼生から再生できるのは非常に珍しいそうです。
 
(因みに、幻の魚「イトウ」を初めてみました~!!)


「イベシベツ川」はアイヌ語で「食べ物がたくさんある川」という意味ですので、昔はアイヌの人々もこのような自然度の高いところで暮らしていたのでしょうね。

↓残念なことに、外来種であるウチダザリガニが…。


↓オトメの滝




↓ユーチューブで阿寒湖畔の森の空撮映像が見れます!!
https://www.youtube.com/watch?v=pecpFGi4Ybw


中々見ることができない北海道の自然度豊かな森の姿を見ることができ感無量になりました!!
また、財団職員からの説明を伺い自然に対する価値観を改める契機にもなりました。

因みに、本日訪れた場所は、特別な許可を得て入らせて頂いております。<m(__)m>
財団職員の方には、大変お忙しいところ貴重なお話をして頂きまして、ありがとうございました!!
<m(__)m>


本日のブログは、学芸員のMでした。

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