2020年2月15日土曜日

北海道中標津町地域おこし協力隊【学芸員】募集!!

当地域を代表する北海道遺産「根釧台地の格子状防風林」をフィールドに、動植物の生態系の調査研究活動を通じて、人材育成や地域の魅力を発信して頂く方を募集しています!!






詳細は↓要項をご参照ください。
https://www.nakashibetsu.jp/kyoudokan_web/file/websaiyou.pdf

道東の自然に興味関心のある方の応募をお待ちしております!!

2019年10月14日月曜日

秋晴れの空の下、木版画を見る

最低気温は空港での‐2.4℃で「11月中旬並」、「今季最低」。最高気温は同所での12.6℃で「10月下旬並」。

 台風が去り、秋晴れとなった空には、龍のうろこのような雲が広がっていました。
このようなうろこ雲は低気圧が近づいているという証だと云われていますが、さて、どうなるでしょうか?

 
 
 
秋晴れの空の下、次の展示をどうしようか、何かヒントがないか久々に散策することにしました。
ちょうど、町中の美術館「東1条ギャラリー」で細見浩先生の「木版画展」が開催されていたので、
見学させて頂きました。
 


 
細見先生によって、描かれた道東の美しい景観は、絵を見る人の心を和ませる情緒さ優しさに
包まれているにように感じます。
 
  ギャラリーでは、細見先生の奥様、娘さん方がコーヒーを出して頂き、ご案内してくれました。
 細見先生の絵画作成秘話などをお聞きすることができ貴重な時間を過ごさせて頂きました。
 
 奥様から細見先生の酪農景観を描いた時のお話しを伺った際に、川端康成氏が東山魁夷氏へ、
高度経済成長により、街並みが変わる前に「京都の街並みを描き残して欲しい」と助言されたときのエピソードを思い出しました。
細見先生が描いたニオが広がる酪農景観は今はもう観ることが出来ない1コマです。そう考えると細見先生の木版画によって、その時代、時代を写した道東地域の景観を知る貴重な資料だと感じました。
 
 現に、今となっては当時の色合いを知る手がかりがあまりない旧道農事試験場根室支場の種苗倉庫、農具庫を木版画によって描かれたことにより、往時の色合いを知ることができます。
 
先生の画集には、以下のコメンとが記されています。
 
 旧根釧農試の建物がいま残されて伝成館という名称で活用されているが、移設されて森林公園にある資料館(旧:陳列館、現:郷土館緑ヶ丘分館)と建物の裏にある木造の牧舎はいい画題であった。これまでも小品として版画にしている。
 この建物との出会いは昭和32年後半であったが、逆算してみるとその時既に建てられてから三十年が過ぎていたことになる。しかし、牧舎としてはまだ現役だったように思う。木造で白く塗装された柱や板壁、独特な木組みと個性的な建て方は見ていて飽きることがない建物だった。
 
 
 
奥様によると、細見先生も、当町桜ヶ丘に所在する旧道農事試験場根室支場の建物と白樺並木の景観が好きで、離れている旧陳列館(現郷土館緑ヶ丘分館)も含めて好んで描いたという。
絵を見た当時の職員も懐かしいと話していたという。
 
展覧会は、来月17日まで開催されているとのことでしたので、また見学させて頂こうと思います。
良い休日を過ごさせていただきました。
ありがとうございました。
 
展覧会の期間:10月19・20・26・27
          11月2・3・4・9・10・16・17
          11:00~16:00
会      場:東1条ギャラリー
          標津郡中標津町東1条北1丁目16番地2階
 
                                                        byM
 
 
 
 
 

2018年11月7日水曜日

孵化場の痕跡を探る…



昨日は、Y学芸員とかつて所在していた孵化場の近くで埋蔵文化財所在確認調査があったので、対岸でしたが現地調査をしたところ、当時使っていた橋桁が残っていたのを確認しました。
標津川の対岸、段丘上に孵化場が所在していました。

↓孵化場唯一の遺構、橋桁

↓昨年6月に孵化場跡から撮影

    ↓写真、右端の橋桁と思われます。
昭和45年 撮影
昨年6月に孵化場が所在した現地を調査した際には、対岸に橋桁のようなものがあるとしか確認できていなかったのですが、今回、確認したところ確かに橋桁でした。
付近には孵化場に至るまでの道がつけられていたこともわかりました。また、建物を建てるためか、土地を改良したような跡もありました。
↓現場写真の中央にある巨木(赤丸印)は、


↓明治時代に撮影された写真の中央に写っている樹木ではないかと思われます。
             「根室原野発展写真帳」より

昨年、現地での聞き取りによると水槽などは取り上げ、壊されたとのことですので、
残念ながら施設としてわかるものはないです…(-_-;)

近くに、アイヌのチャシもありそうな感じだったのですが、見当たらなかったです…。
                                                   

↓因みに、昨年6月に訪れた様子もブログで掲載しています。


【中標津事業所の沿革】
 孵化場は、明治24年に標津漁業組合が、現地調査を実施し、標津川上流50キロのポンリウル川合流地点を適地として、開設した。(31線北4)
 その後、組織の改変、移管があり昭和27年には国営移管となり、水産庁北海道さけ・ますふ化場根室支場が開庁され、「中標津事業場」と改称された。
 昭和50年には、さけ・ます資源増大生産計画がもちあがったが、用水不足と施設の老朽化に加えて用地不足となったため、養老牛へ移転した。
                                                         byM

2018年11月5日月曜日

告知!ナカシべツ大学、北海道150年記念事業特別企画

告知!


ナカシベツ大学特別企画
  『北海道150年事業 キーパーソン

   “幕末維新を生きた旅の巨人”

    松浦武四郎の生涯 』

 
次回、ナカシベツ大学では、松浦武四郎の調査研究を第一線でされている北海道博物館学芸員三浦泰之氏をお迎えして、「見る、集める、伝える」ことに捧げた武四郎の生涯についてお話されます。

 

 日 程 / 平成30年11月25日() 午後3時開始

会 場 / 中標津町総合文化会館 第2研修室

      ※申し込み多数の場合は第2研修室からコミュニティーホール

へ変更となります。

講 師 / 北海道博物館 学芸員 三浦 泰之 氏

      7、8月に北海道博物館で開催された武四郎の特別展をご担当

されています。

聴講料 / 1,000

申込先 / 中標津町総合文化会館 (☎73-1131

      住所:標津郡中標津町東2条南3丁目1
 
主 催 / (一財)中標津町文化スポーツ振興財団
 
松浦 武四郎
(松浦武四郎記念館所蔵)
 

2018年9月16日日曜日

告知!郷土館緑ヶ丘分館オータムフェスタ開催!!

告知!

来月6日、築90年を迎える郷土館緑ヶ丘分館(国の登録有形文化財)にてオータムフェスタを開催します!
当日は、地元音楽サークルによる生演奏や蓄音機によるSPレコード鑑賞を行います。
また、郷土館友の会によるモノ(農機具関係資料)の語り部、展示資料解説を予定しております。
おいしいコーヒーを無料で提供いたしますので、色づきはじめた落葉樹の森と建物とのロケーションを楽しんで頂ければと思います!
ぜひ、お時間のある方は郷土館分館へお越しください!!

来週火曜日には、地域コミュニティーFMはな 『Miwaのアフタヌーンフラワー』に郷土館友の会長と一緒に出演させて頂き、今回の事業についてご紹介いたします!
こちらもどうぞよろしくお願いします!




↓中標津町郷土館緑ヶ丘分館
 
昨日も、今回の事業の発案者である友人としばしば夢を語りました~
お役所にいると、現実的ですが、ここに立つ不思議と夢をみさせてくれます!!


↓位置図
 
↓案内看板の道の先に分館があります。

2018年8月24日金曜日

明日から『松浦武四郎 根室管内巡回展』がスタート!


明日から、中標津町総合文化会館(しるべっと)にて『北海道150年記念事業/松浦武四郎生誕200年 根室管内巡回パネル展』が始まります。

展示では、武四郎の生涯を紹介するパネル展や、根室管内で踏査した際に記録した日誌や絵図、また踏査した際のエピソードをパネル展でご紹介しています。

さらに、武四郎が踏査した際に記録した川筋、アイヌ語地名などを記した『東西蝦夷山川地理取調図』の巨大床地図も配置していますので、実際に巨大床地図の上を歩きながら、武四郎の踏査記録の一端を感じてもらえればと思います!

どうぞよろしくお願いします~~<m(__)m>
 



  日  程  平成30年8月25日(土)~30日(木)     午前9時~午後10時
  
  会  場  中標津町総合文化会館(しるべっと) 展示室

  入 場 料  無  料
  
  主  催  北海道根室振興局

  共  催  北海道根室教育局
         根室市教育委員会、中標津町教育委員会、別海町教育委員会、
         標津町教育委員会、羅臼町教育委員会

  問合先  北海道根室振興局地域政策課  ☎0153-24-5572

↓午前中、会場で設営作業
 
 
↓会場の様子

 
↓巨大床地図
 
今回、武四郎のパネルを作成する中で、小さな驚きと発見があり、Y学芸員と感動に浸りました!

さて、私事ですが、今週日曜日は、北海道博物館で開催される武四郎の研究史をふりかえるフォーラムに参加して、勉強させていただこうと思います!
 

byM

 
       
        

2018年8月8日水曜日

告知!

告知!

今月17日に、東京大学大学院社会系研究科准教授熊木俊朗先生をお招きして、中標津町生涯学習研修講座「続縄文時代とオホーツク文化 -北海道東北部における文化接触―」と題して、古代の北海道及びその北方地域との交流についてわかりやすくご紹介します。
ご来場心よりお待ちしております! <m(__)m>




講師紹介

熊木 俊朗 (くまき としあき)

1967年 東京都生まれ
1990年 北海道大学文学部文学科 言語学専攻課程卒業
1994年 明治大学文学部史学地理学科考古学専攻卒業
1996年 東京大学大学院人文社会系研究科考古学専門分野修士課程修了
現   在 東京大学大学院人文社会系研究科 准教授(附属北海文化研究常呂実習施設勤務)
       博士 (文学)


講師である熊木先生は、先月10日に北海道出版企画センターより「オホーツク海南岸地域古代土器の研究」を出版しており、当該期の広域的な土器型式を確立し、土器型式の編年を通じて地域間交流の実態を明らかにするという研究成果を発表しています。